お婆ちゃんは98歳 アンキモを食べに行く
2008年 01月 17日
1.長距離のために余り家族に会えない。
2.茨城でしか出来ないことをしたい。(食べたい)
3.98歳になるお婆ちゃんに何かしてあげたい。
と、まぁこんな感じ。
1と2は散々しまくったのでよしとしましょう(笑)
問題は3。
実はお婆ちゃんは目が見えません。
障害者の1級です。
しかも今年から怪我と病気から寝たきり生活に。
本人も家族も100歳までなんとか頑張って欲しいと願ってます。
そんな訳で元気を出させるためならなんでもワガママ聞いてあげようと意気込んで岡山からきたKOM一家なのです。
そしたらなんと「アンコウの供酢」が食べたいとご所望。
「供酢」???ですよ(笑)
さっそく市内の某デパートの魚屋さんへ。
「今年はアンコウが獲れなくて供酢なんてできねぇよ」とのこと。
アンコウは無くても供酢が何なのか説明はしてもらえました(笑)
その後も何件か当たってみましたが手がかりナシ。
そんなときアンコウの専門店を発見したのです!さすが茨城♪
こんなお店。
名前は「山翠」って言って水戸市内の中心地にある高級料亭です。
確認するとメニューにあるとのこと。
ですが生ものなので持ち帰りは不可だそう(泣)
そう言われても食べさせたいKOMさんは一念発起です。
次の日にお婆ちゃんを車椅子で連れて行くことに成功しました♪
(お婆ちゃんっ子だった私は最善のことをしてあげたいのです)
ってな訳でコレが店内で料理を待つ「雪子 98♀」です。
食べたいモノが出てくるまでこれまた好きなお酒でちょっと一杯☆
この歳でもお酒が好きなのが長寿の秘訣かな~。
で、待ちに待った料理がコレです。
これがアンコウの「供酢」だそう。
なんでもアンコウの肝を酢味噌であえてアンコウの身・皮・鰭などを頂くものだそう。
酢味噌だけ味見しましたがこりゃ美味しいです!!
食べたいって言ってただけあって一人で完食してました(笑)
お酒も全て飲み干してほんのり良い気分みたい♪
そんな姿を嬉しく眺めながら私たち夫婦も美味しい料理に舌鼓です。
これは「アンキモ」。
実に濃厚でコクがあって口の中でとろけます~☆
珍味の類が嫌いなママも一口食べて病みつきになってました♪
やっぱり本場の新鮮な食材は美味しいですな。
これも地のモノ。
茨城でこれまた有名な「軍鶏」です。
歯ごたえがあって濃厚なお味はまさに絶品!
こんな贅沢して良いのでしょうか?(笑)
食いしん坊な二人がこれで済むわきゃございません。
更にドン!
太平洋で獲れた新鮮な海老を使った天丼。
更にはやっぱり新鮮な刺身を味わいたかった私も刺身定食を頼んじゃいました♪
たった3人ですが綺麗に平らげてきましたよ(笑)
そうそう、お気づきの方も居るでしょうがこの日は神也は居ません。
お婆ちゃんとの時間を大切にしたかったので神也は実家で従兄弟達とお留守番。
今日だけは勘弁してな?と心で思いながら美味しい料理を満喫しました(爆)
「今年の年末も出来る限り長く帰ってくるから婆ちゃんも元気で長生きしてな!!」
との言葉がお婆ちゃんの耳に入ったかどうかは定かではありません。
何しろ酔っ払ってえらいご機嫌で鼻歌歌って寝入っちゃいましたから(笑)