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神ちゃんと父ちゃんの成長記録


by you-komaki
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原子力発電所の仕組みとは

私は原子力発電所を肯定してます。
この環境破壊の進んでいる世の中において原発は非常にクリーンなものだからです。
それと10年近く原発関係に携わっていたのもあるかもしれません。
なので今回の福島原発の事象はちょっと信じられないものでした。
原発とはそもそもどんなものなのか。
私の古い記憶を呼び覚ましながら少し書いてみます。
原発の燃料となるもの。
それはウラン235と呼ばれるものです。
ウラン235に中性子があたることによって核分裂というものが起きます。
その際に発生する熱を熱源として水を沸かして蒸気に変えてタービンを回して発電する仕組みです。
この工程上では二酸化炭素の発生はありません。
そこがクリーンエネルギーと呼ばれる所以です。
では今回の事故は何故起きてしまったのでしょうか。
いくつかの原因が考えられてますが津波によって非常用ディーゼル発電設備が動かなくなりは1次冷却系のポンプの起動がうまくいかなかったことだと説明してます。
確か福島の原発タイプだとBWRというものが使われていたはず。(関西はPWRといってまたタイプが違うのですが)
減速材としては軽水(水)を使ったタイプになります。
つまり要約すると原発の炉心には制御棒が挿入されて核分裂の促進は抑えることが出来たがポンプが作動せずに炉心が入っているRPV(Reactor Pressure Vessel)内の水を循環することが出来なかったので水が蒸発してしまい燃料棒が水からむき出しになってしまったということになります。
万が一のために5重の壁というもので放射線が外へ飛び出さないようにはしていましたがそれも今回は出来なかったようです。
建屋内は負圧に管理されてて空気すら外へ出ないような構造だったのに。。。
そもそもECCS(非常用炉心冷却システム)は何種類もの独自の原発停止機能を持って独立系統の電源も持っていたはずなんですけど。
私の所見では廃炉は免れないですがSLCとよばれるホウ酸を投入する最終手段もあったはずなんですが
最終段階くらいまで使われなかったようです。
冷却のために海水でRPVを満たすなんて関係者からすれば突飛ながらもそれしか無いよな。という判断ですね。
機械はもちろん配管だって設備だって海水に満たされたらひとたまりもありません。
これも全ては事故を拡大させないための措置でしょう。
東海村の原発が日本最初の原発として解体されて続くはずだった日本の原発安全神話が崩れてしまいましたね。
もうこの世界に戻ることはありませんが昔は検査員として10年近くお世話になったので思い入れはあります。
今回の記事も思い出しながら書いたものですが大筋では間違ってないとは思いますが訂正箇所などがありましたらお詫びします。
何せもう10年以上の知識ですのでご勘弁くだされば幸いです。
事故で被曝された方も多数いると聞きます。
年間の自然界からの照射分と同程度とは説明されてもやはり不安でしょう。
多分国や原発関係からも健康診断やWBC(ホールボディカウンタ)などの検査機器の受診を進められると思います。
早急に対処してもらって早く安心して元の生活に戻れるように祈っています。

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by you-komaki | 2011-03-14 05:28 | 世間一般の話